なぜ注文住宅では業者選びが重要なのか
自分たちのニーズや好みに合わせながら、自由自在に間取りやデザイン等を選べるのが、注文住宅の大きな魅力と言えます。ただし家造りの素人である施工主にとっては、これは諸刃の剣かもしれません。というのも、注文住宅は自由度が高い分だけ、施工主には何かと負担がかかりやすいからです。もし家造りについての基本的な知識もなく、準備や計画も不十分であれば、せっかくの家造りが台無しになることもあり得ます。
そこで重要になるのが、家造りのパートナーとなるべき業者選びです。一口に業者といっても、得意とする建物の構造や工法、あるいは全国展開型や地域密着型など、そのタイプは幅広く多岐にわたります。まず業者を選ぶにあたっては、このような一つひとつの特徴をよく把握することが求められます。
業者を選ぶにはどんなポイントが重要になるか
注文住宅で基本になるポイントは、工法と構造そしてデザイン性と費用の4つ。つまり業者選びで失敗しないためには、この4つのポイントを意識して選ぶことが、重要な秘訣になります。まず工法には木造軸組工法をはじめ、ツーバイフォーやプレハブ工法、重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造、そしてログハウスなどが主に挙げられます。例えば家造りで耐久性やデザイン性あるいは施工期間等を重視するなら、それに最適な工法を選択しなければなりません。同時に、その工法を得意とした業者を選ぶことが重要になります。
構造についても同じことが言えます。耐震性や耐火性に優れた構造にしたい、降雪地なので耐雪性を重視したいなど、施工主が求める構造を得意とした業者を見つける必要があります。その上で費用についても柔軟に対応してくれる、施工主目線の業者を選ぶことが肝心です。
住宅金融支援機構の調査報告によると、愛知の注文住宅の建築費相場は3,538万円で、全国平均の3,391万円と比べて若干高めです。